大西ブログ

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田んぼの学校で田植え体験してきました

宝酒造さんが主催している「田んぼの学校」に参加させていただきました!
家族4人で張り切って参加してきましたのでレポートします。

(この記事は、宝酒造提供によるはてなPR企画の一環です。後日DigiStyle京都で参加レポートがまとめられる予定です。)

田んぼの学校とは

宝酒造「田んぼの学校」では、お米(もち米)づくりを体験しながら田んぼ周辺の生物を観察するほか、お米から本みりんができるまでの流れも学習します。これら体験を通して、自然の恵みと命のつながりを学びます。

http://www.takarashuzo.co.jp/environment/komesake/
  • 第1回: 米づくり/田植え編
  • 第2回: 米づくり/草取り編
  • 第3回: 米づくり/収穫編
  • 第4回: 恵み編

の4回に渡り、米を育てたり収穫したり、できたお米から料理をしたり、という1年間にわたるイベントです!
縁あってこちらに参加させていただけることになり、id:chris4403 さん一家と揃って参加してきました。


chris4403さんとは子どもの年齢も一緒で、行く前は「クリスさんちの子も来るの!?」と楽しみにしてた我が家の子どもたちですが、いざ目の前にいると緊張するのかなかなか打ち解けられない…内弁慶は親に似たんでしょうね…。

出発〜到着

良い天気に恵まれ、家族で車に乗り込み出発です。縦貫道で南丹市園部町まで1時間ちょっと。心配で早く出たら集合時刻よりも30分も早く着いてしまいました。

園部町はこんな感じ。既に田植えも始まってますね。綺麗な水田に植えたばかりの稲の苗が綺麗に並び、まわりからは蛙の声がゲコゲコ。子どもたちのテンションもあがります。

集合の前にさっそく寄り道…。虫を見つけたら放ってはおけません。

じゃじゃーん!田んぼの学校専用田んぼ!ここで1年間お世話になるんですね!立派な看板に気分が奮い立ちます。

入学式

いよいよ入学式です。校長先生(学校なので先生もいます!宝酒造の取締役の方)の挨拶からはじまります。

生徒手帳兼フィールドノートをもらいました。こういうのもテンション上がります。フィールドノートには自然観察で見つけたものを記録します。

自然観察

自然観察は、まず草花で名刺づくり。今朝摘んできた園部の草花を名刺にスプーンで押し付けて色をつけます。

説明をしっかり聞く上の子と、既に飽きて遊んでる下の子。完全に性格が出ますね。ちなみに下の子は僕似です。

こんな草や花で名刺を作ります。スプーンで軽く押さえても全く色はつかないので子どもたち必死で押し付けてました。

色とりどりの花を選んで、名刺に色をつけていきます。

こんな感じ。なんか地味ですね…。これは綺麗な色の花は子どもたちにあげた優しさによるものです!

できたら名刺交換!おっさん同士がノリノリで名刺交換する一方、上の子同士照れながらさっと交換してました。もう異性を意識する年齢になったか娘よ(涙)

名刺交換の後は野外で自然観察。先生に教わりながらいろんな草花や昆虫を見つけてフィールドノートにメモをとります。ノートに書くの夢中で先生の話そっちのけになってました。

バッタ!!草むらを必死で捕まえまわり、二人とも成果をあげていました。下の子はここでススキの葉で手を切ってテンションだだ下がり。僕も子どもの頃ススキでよく手や指切ったなー。痛いんですよねこれが。

テンションだだ下がって、お母さんに抱っこしてもらってベソかいている様子です。

進捗です。

途中で見つけた蜘蛛の巣です。中央にトンネル状の部分がありその中に蜘蛛が身を潜めてました。

そして昼食。テンション回復!!無心に食べてあっという間に完食。いつもはゆっくり食べる子なのに…。

田植え

午後から田植えです。米づくりだけでなく、自然観察なども含め、「自然の恵みと命のつながりを学ぶ」のを大事にしているというだけあって、午前中だけでも相当充実していましたが、いよいよ本番です。

地元の農家の方に植え方を習います。「田植えは3-3-2拍子」だそうです。

  • 3本の苗を
  • 3cmの深さに
  • 20cm間隔で

みなさんスムーズに植えて見せてくれます。簡単そう?

ゾロゾロ大行進。田んぼに入るのが初めての子も多かったみたいで嬌声が上がります。

苗の束をいただきました!植えるぞーーー!

我が家は最後尾。二重に履いた靴下で泥濘んだ田んぼにいざ出撃。

二人ともなかなか器用に泥の中を歩いていきます。つま先から入ってかかとから上げるのがコツ、だそうです。どっちか絶対転んで泥だらけになるだろうなーと変な期待をしていたのですが、二人とも転ばずに済みました。とはいえはねた泥で泥だらけにはなりましたが。

田植え開始!苗の束を左手に持ち、右手で3本ずつとって植えていきます。7メートルくらいの距離を各自2列受け持ちます。

下の子。スピードは遅いものの楽しく最後までやり切れました。握りこぶしで苗をつきさす豪快なスタイル。

上の子。器用なのですいすいと家族で一番早いスピードでこなしました。

植えた跡。足あとが大きく残ってます。「できたら足あとも綺麗に均してください」って言われたけど無理でした…。

あとちょっと。最後尾だったこともあり、我が家が一番最後まで田んぼにおりました…。最後の一本を植え終えて田んぼから上がったときみなさんから暖かい拍手をいただいて嬉しかったです。

一日を終えて

というわけで、あっという間の一日でした。一番感動したのは田んぼの泥の感触。田舎育ちなので子供の頃にも田んぼに入った体験はあるのですが、何十年ぶりかのその感触は癖になりそうな気持ちよさでした。きめ細かくなめらかで肌に良さそう!
自然観察も田植えも、全身で陽の光を浴びながら草を、虫を、泥を、生命そのものを体験する!という感じで非常に気持よくプリミティブな喜びを感じました。夜は疲れもあってぐっすり気持ちよく眠れました。


宝酒造の方、園部町の方、NPO「森の学校」の方、などなど沢山の方が「田んぼの学校」を支えてくれていて、当日もすごく良くしてもらいました。良いイベントにしようという気持ちが伝わるイベントで本当にお世話になりましたし楽しかったです。
次回の第2回草取りは6月末。今から植えた苗がどれくらい成長しているか楽しみです。僕が植えた列だけ倒れてたらどうしよう、と気が気でないです!!