大西ブログ

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髭剃りの電池を替えた

2年半くらい使って電池がヘタってきたので交換した。
新機種に買い替えなかったのは父の遺品だから。特別な思い出があるわけではないけど父が入院していた病院の売店で購入したもの。「結構高かったけどまだ買って間もないし勿体ないからあげる」という母の言葉と共に突然だった父の死を今でも昨日の事のように思い出す。そうだ当初は高い髭剃りを購入するような長期の療養を想定していたのだった。
結構高かったというので型番をググったら確かに高級機だけどその時点でも2年くらい古い型のものだった。もちろん病院の売店の髭剃りのラインナップに期待しているわけもないので不満もない。父は機械が好きで僕が小さいころからビデオレコーダーとかいち早く導入していた。その前は8ミリフィルムのカメラも持ってた。デジカメも何台も買い替えてた。記録メディアが一杯になるたびにフィルムのように毎回新しいのを購入していてよく僕が勿体ないって文句言ってたけどPanasonicのイベントで阿部さんが「イベント毎にSDカードで管理する」って話してたのでいつの間にか時代が父に追いついてたみたいだ。文句言って悪かった。
そんな事をつらつら思い出しながら髭剃りの電池を替えて、こういうのもいいもんだなと思った。大事に使おう。毎朝髭をそりながら父のことを思い出せる髭剃りは他に無いので。